健診結果の見方・検査所見の見方・検査でわかること

健診用語辞典

胸部X線(レントゲン)
胸部X線(レントゲン)検査
胸部X線(レントゲン)
検査でわかること

肺炎、肺結核、肺ガン、肺気腫、胸水、気胸をはじめとする呼吸器疾患の有無と、その程度を知ることができます。また、心臓の大きさと形が、ある程度わかります。しかし、心臓の内部については、解らないので、関連検査とともに判定します。異常が認められれば、精密検査されることを、お勧めします。

粒状影とは
胸部X線(レントゲン)
検査所見の見方

直径数mm以下の顆粒状の陰影が多数見られる状態です。肺結核、びまん性汎細気管支炎などでおこります。

網状影とは
胸部X線(レントゲン)
検査所見の見方

肺間質(はいかんしつ)の肥厚によってできる網の目状に見える陰影が広範囲に拡がる所見です。肺線維症、サルコイドーシスなどに見られます。

浸潤影とは
胸部X線(レントゲン)
検査所見の見方

肺胞内への細胞成分や液体成分の貯留によって起こります。肺炎、肺感染症などが考えられます。

線状、索状影とは
胸部X線(レントゲン)
検査所見の見方

太さが1~2mmの細い陰影を線状、2~3mmのやや太い陰影を索状影と言います。炎症性の変化で起こります。

陳旧性肺結核とは
胸部X線(レントゲン)
検査所見の見方

結核にかかられた方の中には、現在結核は治っていても、肋膜の癒着や肥厚、肺内異常の傷跡、気管支拡張症または、胸郭成形術などの治療の影響が残っている方がおられます.このために呼吸機能障害が起こることがあります.この病気は、肺が十分にふくらまないことが多く、肺活量が小さい特徴があります。若い頃は自覚症状がなくとも、加齢による呼吸機能の低下に伴って息切れなどの自覚症状がでてくることがあります。

胸膜癒着とは
胸部X線(レントゲン)
検査所見の見方

胸を包む胸膜に炎症がおこり周囲に癒着した状態です。過去の胸膜炎、肺感染症などが考えられます。

胸膜肥厚とは
胸部X線(レントゲン)
検査所見の見方

肺を包む胸膜が厚くなった状態です。過去の胸膜炎、肺感染症などが考えられます。

心臓心陰影の拡大とは
胸部X線(レントゲン)
検査所見の見方

心臓の陰影の幅が胸の横幅の50%よりも大きくなっています。肥満、心不全、心臓弁膜症などの場合に見られます。

不整形陰影とは
胸部X線(レントゲン)
検査所見の見方

主に線状、細網状、線維状、網目状のものがみられる状態です。通常ではみられないものですので、詳しい検査が必要です。

肺紋理増強とは
胸部X線(レントゲン)
検査所見の見方

枝状になった肺の血管がレントゲン写真にうつるとき複雑な網目状にうつっていることを肺紋理といいます。心不全や気管支炎、その他の病変によりはっきりとうつっている状態を肺紋理増強とよび、詳しい検査が必要です。

透過性亢進とは
胸部X線(レントゲン)
検査所見の見方

レントゲン写真で肺が通常よりも黒くみえる状態です。肺気腫などの場合に見られます。なんらかの病変が考えられますので詳しい検査が必要です。

円形陰影とは
胸部X線(レントゲン)
検査所見の見方

4センチ未満の丸い影です。肺結核、肺腫瘍などの場合にみられることがあります。詳しい検査が必要です。

肺門リンパ節腫大とは
胸部X線(レントゲン)
検査所見の見方

左右の肺の内側(心臓側)の気管や血管の出入り口になっている部分がはれている状態です。腫瘍や結核などでおこる場合もありますので、原因を調べるためにも詳しい検査が必要です。

肺の小結節とは
胸部X線(レントゲン)
検査所見の見方

非常に小さな何かの固まりです。詳しい検査が必要です。

斑点状陰影とは
胸部X線(レントゲン)
検査所見の見方

炎症性の疾患や腫瘍などのときにみられる斑点状の影です。念のため詳しい検査が必要です。

輪状影とは
胸部X線(レントゲン)
検査所見の見方

肺に小さなのう胞(袋状のもの)が多数あり、ハチの巣のような状態にみえるので蜂窩肺ともよばれます。炎症や腫瘍など場合があります。詳しい検査が必要です。

ブラ、のう胞影とは
胸部X線(レントゲン)
検査所見の見方

肺胞の壁の破壊や拡張によって、隣接する肺胞と融合した大きな袋になったものをいいます。これが破れると自然気胸という病気が起こります。

気腫性変化とは
胸部X線(レントゲン)
検査所見の見方

肺にある肺胞が炎症や大気汚染などにより、組織が破壊されガス交換ができなくなっている(酸素がとりいれられなくなっている状態)状態が考えられます。

気胸とは
胸部X線(レントゲン)
検査所見の見方

肺に穴が開き、空気が胸腔内に漏れて肺が圧迫されて縮んでしまっている状態の病気です。胸の痛みや息苦しさ、咳などの症状を伴います。

石灰化影とは
胸部X線(レントゲン)
検査所見の見方

以前の肺の炎症が治ったあとの名残であることが多いです。肺結核、じん肺のときにみられることもあります。

結節影とは
胸部X線(レントゲン)
検査所見の見方

2~10mm未満の丸い陰影。過去の肺結核、肺腫瘍等の場合にみられます。

スリガラス様陰影とは
胸部X線(レントゲン)
検査所見の見方

肺に炎症がある場合などにみられます。悪性のものと区別するためにも詳しい検査が必要です。

無気肺とは
胸部X線(レントゲン)
検査所見の見方

肺の一部や全体の空気が減少したり、全く入らない部分ができる状態です。

胸水とは
胸部X線(レントゲン)
検査所見の見方

胸部に通常存在しない水がたまった状態です。心不全、肺の炎症、腫瘍がある場合などにみられます。

肺血管影の異常
胸部X線(レントゲン)
検査所見の見方

肺内の血管が通常の太さと異なるもの。太くなっている場合は心臓機能低下、見えにくい場合は肺気腫などが考えられます。

横隔膜挙上とは
胸部X線(レントゲン)
検査所見の見方

横隔膜とは胸とお腹を隔てる筋肉の板のようなものです。通常、呼吸などによって上下しています。これがなんらかの原因で上にあがっている状態です。生まれつき、結腸ガスの増加、肝臓腫瘍などの場合に起こることがあります。

大動脈弓の突出とは
胸部X線(レントゲン)
検査所見の見方

大動脈の上部はループを描いて走行していますが、そのループが大きく拡大しています。動脈硬化などの場合に見られます。

大動脈蛇行とは
胸部X線(レントゲン)
検査所見の見方

加齢などのために動脈が硬くなることにより、おこる状態です。動脈硬化や動脈瘤(血管にできるこぶのようなもの)の可能性があります。

シルエットサインとは
胸部X線(レントゲン)
検査所見の見方

同じX線透過度のものが境界を接して存在するときには、その境界線が見えなくなる所見をいいます。

大動脈石灰化影とは
胸部X線(レントゲン)
検査所見の見方

大動脈にカルシウムが沈着しています。動脈硬化などの場合に見られます。

横隔膜角鈍化とは
胸部X線(レントゲン)
検査所見の見方

肺と横隔膜(胸腔と腹腔の境界にある筋板)が形成する角は通常は鋭角なのですが、炎症や胸水貯留などによって鈍化してくることがあります。

縦隔の腫瘤影とは
胸部X線(レントゲン)
検査所見の見方

左右の肺の間を縦隔(じゅうかく)といいます。そこに通常ではみられない影が見えている状態です。悪性を否定するためにも詳しい検査が必要です。

縦隔拡大とは
胸部X線(レントゲン)
検査所見の見方

左右の肺の間を縦隔といい、この幅が広くなっている所見です。腫瘍、食道拡張などで見られることがあります。

縦隔気腫とは
胸部X線(レントゲン)
検査所見の見方

左右の肺の間を縦隔といい、縦隔に空気が進入しているものです。外傷による肺損傷、激しく吐いたあと、食道に小さな穴が開いたりした場合におこります。

縦隔部気管狭窄とは
胸部X線(レントゲン)
検査所見の見方

縦隔とは、胸の真ん中の部分で、その部分の気管が狭くなっているということです。

気管偏位とは
胸部X線(レントゲン)
検査所見の見方

胸部の中心にあるべき気管が左右どちらかに偏ったもので、甲状腺や腫瘍などの原因によるものかどうか調べる必要があります。

大動脈の拡張像とは
胸部X線(レントゲン)
検査所見の見方

大動脈に動脈瘤が形成されている場合や、高血圧による大動脈の拡張、大動脈内の弁の異常などによる場合もあります。また、レントゲンの撮影の角度でたまたま拡張して見えることもあります。

空洞性陰影とは
胸部X線(レントゲン)
検査所見の見方

病変により死んだ組織が排除され、その後に空間が形成されたもので肺結核やその他の感染によりみられることがあります。

背椎後・側湾症とは
胸部X線(レントゲン)
検査所見の見方

背骨が、後ろまたは左右どちらかに湾曲しています。

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